香港の雲助


ホテルから空港に行き日本からの友人を3人迎えた時の事である。空港ロビーを出ると、目の前にタクシーが来たのでついうっかりと乗ってしまった。友人達と談笑しながらホテルに向かっていると、タクシーメーターがえらく早く上がっていくのが目に付いた。当時空港からそのホテルまでは約70香港ドル位だったと思うが、160ドル近くにまでなっておりこのままだと200ドルを軽く超えそうである。

運転手に「ナンダこのメーターはおかしい、上がり過ぎだ」と文句を言ったが埒があかない。そこで車を止め、友人達にはいったん下りてもらい、運転手に目の前の公園に入るように行った。公園に連れ込んで、文句をいったが運転手はメーターに間違い無いとかぶつくさ言っている。そこで「では領収書を出せそれで払ってやる」と言っても「香港のタクシーはは領収書がないから」とか言う。

あまりにも腹が立ったので。「オイお前、なんてボリ方をするんだ、俺をおのぼりさんとでも思っているのか?(実はおのぼりさんなのである。)ナメンジャネエ!」と文句を言った。運チャンは少しづつ値段を下げて行ったが納得できない。延々とやりあったが人も待たせてある、気の弱い私はついにホテルまで100香港ドルで妥協してしまった。

このような安易な妥協が雲助をノサバラス事となってしまう。



今もかわらぬ香港の雑踏