とうりゃんせ


通関(出入国管理、税関検査を総称します)は、後進国ほど厳しいように思えます。我が日本国もなかなかキビシイ?空港ロビーに手荷物検査台が整然とズラッと並んでいるさまはなかなか壮観です。税関職員も若い人ほどなにやかやと厳しくやっているようです。
ベテランはゆったり構えているようで、見るところはきっちり見ているのでしょう。おかげで私のような品行方正な人間はほとんど開梱検査までいきません。もっとも貧乏で買い物なんぞしていないということを瞬時に見抜いているのでしょう。恐れ入った眼力です。

日本国の税関は当然のこととは言え、皆サン精錬潔白です。その点某国の通関なんぞはあからさまに、賄賂や袖の下を要求してきました。倫理・道徳に関しては、発展途上国と言う呼び方は有り得ないので敢えて後進国の名称を使います。

某後進国は元首自ら私財の蓄積に血眼に成っていたため、当然お役人の下々に至るまでその影響を受けておりました。
このような国の企業では、袖の下ランクリストといったものも在るようで、上は高級役人用の多額の賄賂から下は新聞のゴロ記者に渡すたばこ銭まで。何十何百人を対象とした名簿があるようです。

この国の通関時の賄賂請求はなかなかあからさまでした。98年は国の観光年間ということもあり少しはマシになったと思いましたが、根本的な解決には至っていないようです。私がよくネチネチやられるのは、訪問回数です。数年間で数十回の訪問は勿論ビジネスがらみだからです。一回の滞在は1週間程度ですのでノービザです。この国の手間隙掛かるビジネスビザなど取得してはいません。それを「仕事できているのだろう、ビジネスビザでは無いではないか」といちゃもんを付けてきます。これはお気づきの通り袖の下の請求です。この国の認可制度やビジネスビザの制度は下っ端公務員の家計を助けるために存在するとしか思えません。
(ビザ取得の手続きが簡単で、納付金もチャンと国庫に納まるのなら私も取得します。)
入国する空港にもよりますが、あの有名な観光地の空港ではそういったことが少なく、首都圏の空港も最近は減ってきたような気がします。地方空港で入国する場合は必ずやられました。

今紛争中のxxxxxx島の一都市に始めてシンガポールからの航路ができたとき、その一番機で入国しました。シンガポールで時差を勘違いしホテルの出発が遅れかつタクシーが燃料切れとなりきわどい搭乗となってしまいました。乗客が全員着席している中、荷物を抱えて乗り込むのは冷や汗ものです。ご迷惑をお掛けしました。とにもかくにも飛行機は無事現地に到着、空港では民族踊りで出迎えてくれました。航路開設セレモニーの一環です。

さて通関の段になると、私だけ別室に呼ばれました。何事かと思って行ってみると、例のビジネスビザの話しになりました。日本人は一人だけだったので良きカモとでも思ったのでしょう。すぐに真意を理解できましたが、朝のトラブルのため私も虫の居所が悪く、又別室にまで呼ばれたのでさらに腹が立ち「誰が1週間や10日の滞在で、ビジネスビザを取得する?短期で来ている外人はだれもビジネスはしないのか?」ともめにもめてやりました。最後には係官も呆れ顔で、ではどうぞと無罪放免になりましたが、気分は悪い。同国にとっても国辱ものでしょうに。昔一度だけパスポートに5ドルをはさんで渡した事がありました、悪事を働いたような気になり以後一度も払っていません。

始めて台湾を訪れたとき、その通関の厳しさに驚きました。雰囲気も何かピリピリしていたし、全て開梱検査でした。通関に一時間ぐらい掛かったような気がします。第一印象はえらいキビシイ所に来たなあという感じでした。ところが到着ロビーに一歩踏み込むと雰囲気が一変しました!人の山です。ホテルの客引き、タクシーの客引きはたまた何か怪しいお兄さんの客引き等々喧騒を極めています。どっちがホントの台湾だ!

欧州の場合パスポートは一応提示しますがほとんどろくに見てません。荷物検査もまずありません、国内旅行と同じです。列車で国境を超える時も、パスポートの提示ぐらいで、たまに棚の荷物は貴方のですかと聞かれる位です。もっとも昔連合赤軍華やかなりし頃は年代が近いためか、名簿や顔写真でチェックされていましたが・・・ 


下の写真は中国吉林省・中朝国境での通関です
えっ、【本文と全く関係ないじゃないか】ですって?
仕方がありません、ポンティアナの写真が見つかりません!