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| 大連の某有名ホテルの前には靴磨きがたむろして、一元一元と中国語やカタコトの日本語で客引きをしている。 ある日あまりにも靴が汚れてしまったので、私も頼む事にした。一通り水とブラシで汚れを取り除いた後、靴磨きの少年曰く「靴クリームはつけるのか?」「あたり前だろう!」 靴磨きが終わり、少年又曰く「100元。」冗談だろう!新米の若い工員の給料が300元と聞いていた、道端の絵描きのおじさんでもその数分の一だろう。 「一元といったではないか、何で100元なんだ」と聞くと、クリームを付けたからだという、またこのクリームとやらが高いという。それからもめ始めた。靴磨きのおっさん、おばさん、ボーイたちが一斉に払え払えと目の色変えて迫ってくる、そのうるさい事うるさい事。 私としてもこんな単純な手口に引っかかったとなると沽券にかかわる、幸い時間もある長期戦を覚悟した。身振り手振り主体の日中英で「こんな無茶な話はあるか!ポリスを呼んで来い、ポリスの目の前で払ってやる」とどなった。かようにすったもんだしている間に、この人はポリスだと言ってだれかが中年のジャンバーを着たおっさんを連れてきた。 おっさん曰く「おまえは100元をボーイに支払わなければならない。」 このおっさんとてもポリスに見えないがもしそうなら、官民癒着でペテンを働いているようなものである。 そこで「ホテルでキッチリ通訳してもらうから、ホテルに入れ。なっとくいったら払ってやる。」といったが何かとグズル。そのうち相手方も痺れを切らしたのか、少しづつ値をさげてくる。20元まで下げてきた、それに多勢に無勢である、気の弱い私はまたまた妥協してしまった。 私は中国は大好きで良き友人も沢山いる。 しかし改革開放政策の歪か、このような海外からの一般客の評価を落とすような行為がはびこってきたのも又事実で残念な話しである。 |
